知っておきたい!ラクトフェリンヨーグルト商品の活用方法

ラクトフェリンの主な働き

ラクトフェリンは母乳や牛乳などに含まれている成分で、哺乳類の乳に含まれる感染予防効果を持った成分です。鉄と結合することで細菌やウイルスの生育環境を奪い、生まれたばかりの赤ちゃんの健康を守る働きがあります。

 

ラクトフェリンには様々な効果が期待されており、鉄吸収の調整、抗炎症作用、抗菌作用などがあります。ほかにも多数の研究にて健康効果があるといわれており、大人がラクトフェリンを摂取することで健康効果を高めることができます。

 

・ 免疫調整
NK細胞を活性化させ、がんの予防に役立てることができたり、がんそのものを小さくする治療としても期待されています。まだ薬として登場してはいませんが、海外では肺がんへの研究が行われているところもあります。

 

・ 抗菌作用
ノロウイルスや大腸菌、歯周病菌、ピロリ菌などに効果的なことがわかっています。ラクトフェリンは鉄と結びつき、同じように鉄と結びつく病原体の生育環境を減らします。これ以外にもインフルエンザウイルス、カンジダ菌など様々な菌やウイルスを抗菌する作用が得られます。

 

・ 善玉菌を増やす
ラクトフェリンの抗菌作用により悪玉菌が減り、善玉菌を増やす効果が得られます。ヨーグルトにラクトフェリンが加えられるのも、乳酸菌やビフィズス菌との相性が良いからです。

ラクトフェリン研究の先駆け

ラクトフェリンがはじめて発見されたのは1939年のことでした。デンマークの博士により牛乳に赤いたんぱく質があることがわかり、鉄と結びつくことからその意味を持つフェリンと、乳の意味を持つラクトを組み合わせて名前が付けられました。

 

その後日本のラクトフェリン研究の先駆けとなったのが、森永乳業です。森永乳業はもともと育児用ミルクや乳製品などの開発をしていた会社で、粉ミルクを母乳に近づける研究から注目されたのがラクトフェリンでした。森永乳業がラクトフェリンの研究を行い始めたのは、1960年ころからでした。

 

・ ラクトフェリンの商品化は難しい
ラクトフェリンはたんぱく質の一種のため、熱や酸に弱い性質を持っています。そのため大量に安定した状態で抽出するのが難しく、製品化されるのに随分と時間がかかっています。森永乳業が安定して抽出できるようになったのは、1989年のことで、この技術力の高さから2003年には文部科学大臣賞を受賞しています。

 

・ ヨーグルトで摂取できる
森永乳業がラクトフェリンを安定して抽出する技術を開発してくれたおかげで、今ではラクトフェリン入りヨーグルトが食べられるようになりました。チーズなど熱殺菌処理をしていない食品からも摂取はできますが、その量はごくわずかなため、ラクトフェリン入りヨーグルトは消費者にとって活用しやすい商品だといえるのです。

大腸がんの予防

森永乳業の研究では、大腸がん予防への活用もあります。ラットやマウスを使った研究では、大腸がんの抑制効果が確認されています。ラットやマウスに発がん物質を与えると、人工的にがんの発症をつくりだすことができます。その割合は60%程度だったのに対し、ラクトフェリンを合わせて与えたところ20%まで減らす効果が確認されました。

 

・ 濃度を濃くすると効果的
ラクトフェリンを与えたマウスやラットの場合、濃度を濃くするとさらに抑制効果が得られることがわかっています。発がん物質と0.2%のラクトフェリンの場合は25%の発がん率だったのに対し、ラクトフェリンを2%まで増加させると15%の発がん率まで下げることがわかっています。

 

・ 大腸がん以外にも効果的
ラクトフェリンを使用したほかの研究データからは、大腸がんだけでなく様々な部位の発がん率を抑えることがわかっています。膀胱、食道、肺、舌、肝臓にて抑制効果が確認されており、これらのがん予防にもラクトフェリンは使えます。ラクトフェリンを投与したラットにはリンパ節の発がん率が低くなることがわかっており、がんの転移を防ぐ働きも期待できるでしょう。

 

・ がん治療はまだ研究段階
がんを既に発症してしまった方には、ラクトフェリンで腫瘍を縮小させる効果はないと考えられています。

 

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関連リンク

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ラクトフェリシンの効果

ラクトフェリンは熱や酸に弱いため、そのまま食べても胃酸でほとんどが分解され、健康効果は得られないと考えられていました。しかし、ラクトフェリンが消化酵素で分解されると、ラクトフェリシンになることを森永乳業が発見しています。

 

・ 腸管免疫系に作用する
ラクトフェリシンは血液中には入り込むことはできませんが、腸に達することで腸管免疫系に働きかけ、それにより抗炎症作用や抗がん作用、抗菌作用などが得られると考えられています。ラクトフェリシンはもとのラクトフェリンより抗菌性が高まるため、大腸菌やピロリ菌にも効果的だといわれています。

 

・ ヨーグルトで食べても効果がある
今までそのまま食べても効果が無いとされていたラクトフェリンですが、ヨーグルトに含まれている場合はラクトフェリシンに変わることで効果が得られるといえます。ラクトフェリン入りヨーグルトは主に抗菌性を高めるために利用するべき食品で、ノロウイルス対策やO157、大腸菌など予防にも使うことができます。

 

・ 腸に直接働きかける
ラクトフェリン入りヨーグルトは血液中にラクトフェリンを取り込ませ、それを全身に運ぶ意味は持っていません。免疫細胞が多い腸管に直接作用し、がん予防など病気対策に役立てられるものです。

 

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